民谷螺鈿さんの織りで、柄をデザインさせて頂きました。
新しい風を呼び込み、生命の源である水の流れを呼び込み、目に見えない力を享受したく
、又その表現のために、ジャカードの織表現で、風や流水の縁をぼかしたり、横にずらし
動きをつくり、やわらかさを持たせました。糸使いについて、地には緯糸に紬糸を使用し、
不規則な節の作用によりゆらぎのある質感を表現しています。風流水の陰には、鈍い銀の
箔糸で静かな風や水の流れを託し、身につける方の「パワー」になればと願っております。
近くで見ると、織の緻密さにため息がでます。