月夜を感じる日に、飾ってみたい掛軸としてデザイン制作致しました。
月暦に合わせて楽しむのもよし!
月が綺麗な日に飾るもよし!
本紙額部分は、手すき和紙に、純銀99.9パーセントの銀メッキを化学反応させ、銀華和紙を作りました。
手すき和紙は、天然素材を原料に、ユネスコ無形文化遺産に登録となった「細川紙」その技術を駆使し、月の表面のクレーターの表情を出すため、落水させ元紙としました。
掛軸部分は、夜霧をイメージし、霧の透かし模様を、西陣織、正絹、本漆箔にて、深みのある艶感を出し、赤の正絹で流れ星の軌跡などをイメージしたものです。
表具制作は、京表具伝統工芸士、小野澤光紀さんと工房にて、生地選定から配置、大きさなど、綿密な打ち合わせの元、仕上がりました。
自然乾燥を長くすれは、より密着度が増し、質の時間を知った気が致します。
今後、春より、岐阜の掛軸屋さんと、掛軸アートの展開を始めるにあたって、自分で体験する時間は、このためにあったのだと思えました。
これからは、アートと文化の融合などを深いテーマにおき活動致します。
THE COVER NIPPON(六本木 東京ミッドタウン ガレリア3F)発表展示して頂いております。